受賞作品発表｜GEX アクアレイアウトカーニバル2025（旧レイアウトコンテスト）

選考結果発表

たくさんのご応募をいただき
ありがとうございました。
GEX アクアレイアウトカーニバル2025
各賞が決定いたしました。

最優秀賞　

賞金 50,000円
副賞：オリジナルトロフィー

作品タイトル：Almost out!

ニックネーム：Taro

〜作品コンセプト〜
ずっとやってみたかった気孔石で洞窟レイアウト。
気孔石のくぼみの特徴を、生かしたい活かしたいと思いつつ、悩むこと数年。
上まで積んだら格好良いかも！と思ってこのレイアウトを考えました。
また、有茎草は控えめにしたのも、同じ景観をゆっくり長く楽しみたかったのが理由。アクセント程度に抑え、メインはシダ類にしました。
ただ、やはり根を張って底床も豊かにしたいため、気孔石の後ろの見えないところにふんだんに使っています。
また、グラミーの繁殖にも再チャレンジ！前回は、泡巣のことを知らずに毎回撹拌していました。
制作して8ヶ月、当初組んでいた石が一部取れてしまった以外はトラブルなく過ごせています！

優秀賞　

賞金 30,000円
副賞：オリジナルトロフィー

作品タイトル：渓谷をゆく

ニックネーム：まんどリウム

〜作品コンセプト〜
子供の頃に夏休みに連れて行ってもらった秩父の渓流の風景を思い出しながら作りました。
SLが鉄橋を渡っていくカッコいい様子をできるだけ再現してみたつもりです！
綿を水槽の裏面に貼って作った入道雲もこだわりポイントです！

作品タイトル：自然の力強さと優しさ

ニックネーム：ミドジャン犬

〜作品コンセプト〜
今回は大きな流木を谷に見立てて水景を表現しました。中央の「黒く太い流木が自然の力強さ」、両サイドに植栽されている「緑色の水草たちが自然の優しさ」を感じてもらえるようにレイアウトしています。谷の中を泳いでいる魚・外の水草のあたりに泳いでいる魚にも注目してもらいると幸いです。
今はバランス良く配置されている流木ですが、レイアウト作成当初は水面に浮いてしまって、沈むまでに1年かかりました(汗)

U-18賞　

2025年4月1日の時点で18歳以下の応募者の中から、レイアウトカーニバル事務局が選出
賞金 30,000円
副賞：オリジナルトロフィー

作品タイトル：翠流

ニックネーム：おやさい

〜作品コンセプト〜
受験勉強の合間でも心安らぐ水槽を目指し、手間のかからない水槽を制作しました。流木はすべて接着剤で接着しており、メンテナンス時には水草と流木を簡単に取り出して洗うことができます。陰性水草のみを使用することで、トリミングの頻度を抑え、忙しい日々でも美しい景観を維持できるよう工夫しました。

こだわりのポイントは中央下部に設けたトンネルで、魚が行き来するのが見てて飽きない水槽になっています。陰性水草水槽でよく用いられる山谷石ではなく、明るい色合いの龍王石にすることで、爽やかで清潔感のある水景にしてみました。

特別賞　

全作品の中からレイアウトカーニバル事務局が選出

ドラマチック賞

副賞：GEX aquarista CLEAR LED RADIUS(ラディアス)

作品タイトル：小さな竜宮城

ニックネーム：愛媛県立長浜高校水族館部小さな竜宮城水槽担当者

〜作品コンセプト〜
浅瀬にいる生き物達が、竜宮城をすみかにしているようなレイアウトにしました。特にこだわった点は、中央の山にある真ん中の空洞に、空から光が差し込むようにレイアウトしたことです。また、小さな竜宮城というコンセプトを崩さないためにも、ライブロックを使いすぎないように、気をつけました。
ミステリアス賞

副賞：Ga Glassterior AGS(アグス) SLIDE OF-230

作品タイトル：花火

ニックネーム：瞭然

〜作品コンセプト〜
グリーンネオンが生息するネグロ川の上流を再現しました。

雄大な自然を表現するため樹齢30年ほどの流木を採取し、
巨木が佇むようなレイアウトにしています。

魚が光に集まる習性を利用し花火のように輝く一瞬を撮影しました。
アイデア賞

副賞：グラスアクア PERCO(ペルコ) C-Charcoal Black

作品タイトル：水槽の水槽

ニックネーム：皐月　雨五郎

〜作品コンセプト〜
水槽の中に水槽を入れてレイアウトした作品です。
去年応募した作品のイメージを基に、「水槽の内側と外側の境目を感じさせない」というコンセプトでレイアウトしました。
水の入っている水槽自体は小さいですが、見ていただきたい部分はコケや岩を含む水槽全体ですので今回は一般部門に応募させていただきました。
ちなみに、コケの上で休んでいるカエルは本物のカエルです。
ゴージャス賞

副賞：GEX aquarista CLEAR LED RADIUS(ラディアス)

作品タイトル：珊瑚のおうちでかくれんぼ

ニックネーム：やっぱり☆やまちゃん

〜作品コンセプト〜
いろとりどりの珊瑚の中を小型魚がちょこちょこと顔を出したり隠れたりする水景を作りました。
さまざまな珊瑚や魚が住む海を再現することは簡単ではなく、ゆかいなアクア仲間から沢山協力してもらいました。
そういった楽しさがこれからも続いてほしいという思いを込めました。
Enjoy賞

海外応募作品につき、規定により副賞の送付は対象外となります

作品タイトル：百花繚乱

ニックネーム：ichi

〜作品コンセプト〜
この45㎝水槽には20種類以上の海藻を植栽。底床には珪砂を用い、レイアウトの基盤はデスロック（サンゴ岩）を使用。海藻ごとの魅力を最大限引き出す為には、それぞれに合わせた育成条件で管理する事が肝要ですが、この水槽では多種多様な海藻をふんだんに植栽し、個々で異なる育成条件を海藻の顔色を伺いつつ、施肥や照明、水流等のパラメーターを調整する事で管理してきました。
「ダッチアクアリウム」と声高らかに呼ぶのは烏滸がましい限りですが、海藻の配置・配色に拘り、ダッチアクアリウム風のレイアウトと管理手法を模倣した海藻水槽になります。
花壇いっぱいに咲く花々の様な「百花繚乱」の海藻楽園を感じていただきたいです。
Wildfield賞

海外応募作品につき、規定により副賞の送付は対象外となります

作品タイトル：リアルアフリカ水槽

ニックネーム：モノノケにいさん

〜作品コンセプト〜
いわゆるご当地水槽と呼んでいますが、水槽内のものは全て現地調達のものです(東アフリカ、ケニア)。
当地では透き通った川がほとんどないので、水中に光が通らず、水草がほとんど見つかりません。よってと流木のレイアウトにこだわりました(上部に見える根は観葉植物のものです)。
この水槽は120センチの水槽です。上部奥の方が青白くなっていますが、ライトを2つ使用していることが原因であり、加工ではありません。
飼育中の魚は全て現地ケニアで採集したものです。
空間デザイン賞

副賞：Ga Glassterior AGS(アグス) SLIDE OF-230

作品タイトル：小さな海と渓谷

ニックネーム：せやかて

〜作品コンセプト〜
マリンアクアリウムというとある程度大きな水槽になってしまいがちですが、普段座るテーブルの上に小さな海と渓谷を作ってみました。幅１５センチなので邪魔になることもなく、あえて「水槽を見に行く」ということをしなくても、座れば目の前に「小さな海」と「小さな渓谷」という２つの世界が楽しめる楽しい空間となっています。

各審査員が選んだベスト作品　

審査員のご紹介はこちら

宮澤　雅教アクアリウムクリエイター
（株）UWS ENTERTAINMENT代表取締役
GEX aquaristaブランドアンバサダー

作品タイトルの名に相応しい、水墨画のような風景を岩ぐみの構図で表現されていて大きな水槽の作品に感じさせるレイアウトデザインです。

作品タイトル：水墨水景

ニックネーム：川原雄山

平岩　孝典釣り具ルアーメーカー「ガンクラフト」代表

明滅がとても印象的で、レイアウトに動きと雰囲気を与えています。

奥行きもしっかり感じられて、見ていて引き込まれるような構成が素晴らしいです。

木の間から差し込む光が絶妙で、全体のバランスがとても良くまとまっています。

自然の中にいるような心地よさを感じられる、完成度の高いレイアウトです。

作品タイトル：静けさの中にきらめいて

ニックネーム：うぇんと

千田　義洋レイアウター
アクアデザインミリアデレクト代表

今回も素敵な作品がある中で一番、独創性があり
迫力ある作品に自分は感じました
また独特な発想力ながら
レイアウトバランスが大変良く苔の配置も最高な作品です
次回の作品も楽しみにしております。

作品タイトル：水槽の水槽

ニックネーム：皐月　雨五郎

遠藤　正太Photographer

フォトグラファーという目線から見た時に一番印象に残りました。他にも撮り方に拘って（魚の位置、ライト、アンクルなど）美しい写真もありましたがコンセプトが新しいこともあり選ばせていただきました。

作品タイトル：花火

ニックネーム：瞭然

園原　信也SONOアクアプランツファーム代表

　1枚の写真から溢れる小さな海のある暮らしの魅力、そして潮だまり浪漫。「海に行けなくても、私の部屋には海（潮だまり）がある。毎日、海を覗くことができる。」マリンアクアリウムの喜びや、マリンアクアリウムを始めたい人の希望や未来を具現化した作品。
　難しくハードルが高いイメージがあるマリンアクアリウム。本作品では、水質浄化力の高い海藻を茂らせ、巻貝や少数の魚からなる“小さな生態系”を構築。これにより「小型かつシンプルな設備でもここまで美しい水槽ができる」という好例となっています。
　こうしたマリンアクアリウムの可能性や水槽レイアウトの美しさはもちろんのこと、魚にピントが合っている点、水槽の水平・ライティングの角度や明るさなどの撮影技術、全ての要素がバランスよく整っている点も見習いたいものです。

作品タイトル：四角い潮だまり

ニックネーム：acco

鈴木　香里武幼魚水族館館長・岸壁幼魚採集家

やられた～！

デコボコがワイルドな気孔石。ビッグサンダーマウンテンみたいに尖った山にしたり、スプラッシュマウンテンみたいに真ん中に洞窟を作ったりしたくなるところを、見ている我々の側を洞窟に放り込むとは…

魚が隠れる暗がりもある。光を浴びて悠々と泳げる空もある。安らぎの草原もある。
美しいだけでなく、魚の気持ちを熟知しているかのような世界を作り上げていらっしゃると感じました。

見た目も、発想も、努力も、一番大きな拍手を送りたい作品は、Taroさんの“Almost out!”です。

今すぐにでも外に出て行きたい！
でも、もう少しだけここから外を眺めていたい。
いや、早く外に行きたい！
ああぁぁぁ………

作品タイトル：Almost out!

ニックネーム：Taro

宮島　裕昌月刊アクアライフ編集長

「美しい水景」と同じくらいアクアリストがワクワクしちゃうキーワード、それが「繁殖水槽」じゃないでしょうか。しかも、昨今流行りのノーフィルターの海藻水槽で成し遂げてしまうなんて！　写真は子供たちの水槽とのことで、よく見ると小さな個体も混ざって泳いでいて、親魚水槽では継続的に繁殖されていることが伺えます。どの個体も背ビレがシャキンと伸びているのが印象的で、管理も優れているのでしょうね。
私は淡水派アクアリストですが、いつか海水水槽を始めるなら泳がせてみたいと思っていたのが、アルタムエンゼルのようなシルエットでカッコ良く、しかもマウスブルーダーというプテラポゴン・カウデルニーなのでした。そんな憧れと尊敬も込めて、推させていただきます。

作品タイトル：小さな海のアマノガワ

ニックネーム：サニー

芝田　伸恵デザイナー
noix design（ノワデザイン）代表

私がこの作品に惹かれた一番の理由は、レイアウトとタイトルとのフィーリングの一致です。
ワイドな空間にあえて高低差をつけない水草レイアウトで落ち着きを与えることで、高貴な、絵画のような世界観を生み出せているんだろうなと思いました。
そこに、まさに王子たちの動きによって「動」が生まれる瞬間が想像でき、ぜひ実際に近くで見てみたいと思えた作品です。